Toxicology&Pathologyの千藏研究員が日本環境変異原ゲノム学会第53回大会にてポスター発表をします

2024年12月7日(土)〜8日(日)に開催される日本環境変異原ゲノム学会(JEMS)第53回大会にて、当社研究員・千藏がポスター発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【学会概要】
日本環境変異原ゲノム学会(JEMS)第53回大会

【ポスター発表】
日時:2024年12月8日(日) 10:00~11:45
場所:就実大学キャンパス(〒 703-8516 岡山県岡山市中区西川原1丁目 6-1)
タイトル:「in vitro小核試験(検鏡法)の96wellプレートを用いた小型化とscreening試験への利用」
演者:千藏 さつき Axcelead Tokyo West Partners株式会社 Toxicology&Pathology

【発表概要】
予期せぬ開発中止を回避するため、開発の初期段階に遺伝毒性評価を組み込むことが推奨されます。遺伝毒性評価の一つ、in vitro小核評価では、小型化された探索段階で活用可能な手法として、FCMを用いた方法やHCAを用いた方法がありますが、検鏡法による評価が可能な小型化試験系は充実していませんでした。そこで、当該手法では、被験物質使用量を最小化すること、及び、可能な限り簡便に目視観察ができる標本を取得することを両立する手順を確立しました。本手法は、96-wellプレートを用いてTK6細胞を被験物質処理した後、細胞に適度な低張化処理を行い、標本作製にはサイトスピンを用いて少量の細胞懸濁液から観察用標本を作製可能とするものです。これにより、少量の化合物量でも検鏡法による評価を可能としました。

【Axceleadのソリューション】
医薬品や化粧品材料・機能性食品の開発において、遺伝毒性は開発中止につながるクリティカルな評価項目です。遺伝毒性のスクリーニング評価では、正確さを高く維持しつつ、必要化合物量の少量化やタイムリーな評価が期待されます。遺伝毒性のスクリーニング適用に興味がある方、評価エンドポイントの違いにお悩みの方とお話しできればと思います。ぜひこの機会に、遺伝毒性に関するご相談にお越しください!in silico評価からフォローアップのためのvivo遺伝毒性まで、遺伝毒性に関する幅広いソリューションをご提案いたします。

千藏 さつき(ちくら さつき) Toxicology&Pathology
修士(薬学)。九州大学大学院薬学府修士課程終了後、帝人ファーマ株式会社に入社し、2024年4月よりAxcelead Tokyo West Partners株式会社に所属。創薬初期のvitro評価からvivo評価まで遺伝毒性評価業務を中心に毒性試験に従事し、その他、不純物アセスメントや開発業務支援業務を担当。